太陽の熱を利用し、屋根で暖められた空気を直接、家の中に運ぶシンプルな仕組みのパッシブソーラーです。空気が室内を満遍なく巡るように計画されており、どこにいても一定の室内温度を保ちます。
特長@ 新鮮な空気を入れて換気ができる
外の新鮮な空気を屋根で暖めながら、室内に送り込んでいます。冬場でも暖めて室内に送り込んでいれば、換気が熱負荷になることはありません。
特長A ほのかに温かい“輻射熱床暖房”
日中に熱を取り込むだけでは太陽が沈むと冷めてしまいます。そこで、コンクリートの性質を(蓄熱)を利用し昼間の余分な熱を基礎コンクリートに溜めておき、外気温が下がるにつれてゆっくりと自然に放熱することで室温の変化を緩やかにします。床が輻射熱暖房として‘ほのかに温かく’室温の温度差が少ないのが特長です。
特長B 夏は涼しく
夏の夜、屋根は放射冷却によって冷たくなります。冷たくなった屋根を利用して空気を冷やし、室内
に涼しい風を送り込むと同時に床下に蓄冷することで、朝の室温上昇を抑えます。窓を締めたままな ので防犯上も安心です。
特長C 地球に家計に優しい住まい
そよ風のエネルギー消費はファンの稼動だけ。このファンの稼動にかかわる動力はわずか電球1個程
度。日常のランニングコストを抑えて太陽もエアコンもストーブも賢く無駄なく利用します。
〒820-0066 飯塚市幸袋383-1
筑豊地区の健康住宅は安心の森建設へ
冬の季節、一般の住宅では日射がなくなると室内は急に冷えてきますが、「そよ風」の住宅では床下の蓄熱コンクリートからの輻射熱があるため室温の低減は抑えられます。
冬の朝、日射がある日には、屋根面に太陽が当たり、軒先から入った空気は徐々に温度を上げながら棟に向かって上昇していきます。
ガラス無し集熱面ではさらに冷却効果が高まります。また、採熱板がさらに効率よく涼風をつくります。
夏の夜、放射冷却現象で冷たくなった金属屋根の裏側に外気を通して、屋内に取り込みます。
循環運転でエアコンを利用すると、涼しさを部屋全体に広げることができ、床下の涼しさも利用するので、小さなエアコンでも効果的です。
夏の日中、屋根は高温になります。メインチャンバー切替ユニットは室内側が閉じており、不要な熱い空気を室内に取り込まず、屋根の上で排気するため、従来のソーラー住宅に比べ小屋裏が熱くならずに済みます。
日射が足りなくて寒い昼間や蓄熱が足りない夜には、補助暖房を利用しますが「そよ風」で暖房循環運転をすると、補助暖房の熱を屋内全体に行き渡らせることができます。
日射がなくなるとリターン口は室内側を閉じて、室内や床下の熱が外に逃げるのを防ぎます。
取入れられた温風は、床下に蓄積されるとともに、家の隅々までいきわたります。
棟温度が所定の温度に達すると、リターン口のダンパーが室内側に開いて、取込ファンが回り、温風の取入れがはじまります。